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介護保険って?

介護保険・我が家の場合

2000年4月介護保険制度がスタートしました。
義母は介護度5と認定されましたが、
介護保険を上手く利用するにはどうしたらいいのでしょう。
新聞・テレビや講習会・講演会などで情報を集めましたが…。(2001.4記)

介護保険1年経過

この1年間は介護保険に振り回された感がある。ごく普通の主婦である私にとってはあまりに複雑で難しい制度に映り、「なんだか分かんない仕組み」に思えた。社協のヘルパー3級講座を受けたり、新聞報道や学習会などで情報を得たり、市の介護保険策定委員になったりして、それなりに準備をしてから介護保険を利用したけれど。
昨年3月、介護専門員との契約からはじまるケアプランの作成で、 「措置から契約へ」を実感しての介護保険スタートだった。施設の料金設定が変わったり、6時間デイと4時間デイの組み合わせのナイトケアが無くなったり、ショートステイの利用日数が少なくなったりした。毎月のケアプランの確認で書類のやり取りが否応なく増えた。説明を聞いても理解できないことが多く、介護が必要な高齢者自身ならもっと困るだろうと思った。
毎月のように「へーっ、こういうことだったの!」 ということが起こり、その度にケアマネさんに聞いたり介護保険課に聞いたりした。勉強にはなったけれど、わかりにくいことだらけの1年間だった。(0104)

ショートステイの償還払いから受領委任方式へ

他のサービスの振り替えでショートステイを規定より増やして使ったときの利用料が、償還払いだったためいったん全額支払うことになっていたが、新しい方式に変わった。2000.12月末に通知がきたので、これからはショートステイ7日より多く使ったときでも1割を支払えばよいことになった。新しい方式は「受領委任方式」っていうんだって。又、難しい言葉をおぼえちゃったぞ。ウーン、頭痛が…(0101)

介護保険・その前に

介護保険スタートに先駆けて、認定のための調査がありました。85項目の調査と特記事項の記述がされます。痴呆が進み質問が理解出来ない義母に代わり、85もの質問に答えましたが、どう答えていいのか解らないものもありました。
義母は痴呆のため家族の顔も忘れてるし、食事、着替え、排泄、入浴、寝返りなど全てに介護が必要な状態です。 認定の結果は一番重度の「介護度5」でした。喜んでいいのか悲しんでいいのかわかりません。実感からすると、すべてに手が掛かるけれど動かない今の状態よりも、むしろ少し歩けて痴呆が目立っていた時期のほうが、はるかに大変でした。(0012)

ケアプランの作成

介護保険に伴って耳慣れない言葉がたくさん出てきました。中でも「ケアプラン」や「ケアマネジャー」はいったい何なのか、どんなことをしてくれるのか、わかりにくいものの一つでした。
ケアプランを立てるのに先駆けて、まず担当のケアマネジャと契約をします。介護保険の第一歩がこの契約書に判を押す事でした。 うーん、まさに「措置から契約へ」だなあ。(0012)

ケアプランはライフプラン

在宅を基本に、ときどき施設を利用することにし、週4回のデイケア(そのうち2回は入浴日)と、毎月7日間のショートステイで、ケアプランをたてました。我が家の場合、ヘルパー派遣等のサービスは必要ないので、ケアプランには入れませんでした。
その他に、パーキンソン症状があるので医療保険での訪問看護を適時うけることにしました。この訪問看護は医療保険の対象なので、介護保険のメニューには入いりません。ケアプランは、はるさんの状態に合わせて作りましたが、介護者である私にとっても重大問題です。介護をしつつ自分の生活も楽しみたい私の都合も大いに考慮しました。はるさんのケアプランは私のライフプランなのです。(0012)

ショートステイが制限された。

介護保険になって一番困ったのが、ショートステイの日数制限です。介護度5の場合、6ヶ月の認定期間内で42日間のショートステイが使えます。月平均にすると7日間です。介護保険導入前は、家の都合に合わせてもっと使っていましたので、これでは足りません。(0012)

デイケアが頼りです。

デイケアは週3回利用していましたが、介護度5だと毎日使っても限度内におさまります。しかし、満員で空きがなく週4回の利用となりました。回数を押さえた分を廻すことができたので、6時間デイより2時間長く預かってくれる8時間デイを選びました。 介護保険以前はナイトケアを毎週1回・日曜日に使っていました。朝から夜8時まで預かってくれたので、日曜日にはゆっくり出掛けたり家族で外食に行ったり、息抜きが出来たのです。でも介護保険になってからナイトケアが廃止になりました。 はるさんがデイケアに行く曜日は私の自由時間です。サークル活動や好きな事が出来ます。1週間の生活リズムが確保されることで、介護の大変さから開放されます。(0012)

請求はどれくらい?

4月1日介護保険がはじまりました。マスコミが騒いでいたけど、お迎えの車はいつもと変わらずやって来て、はるさんを乗せて行ってくれました。 次なる関心は金銭的負担がどれくらいか、ということです。
しかし、4月末には5月のケアプランの作成をしなくてはなりません。出来上がった計画表に判を押し、翌月に備えますが、日程の確認などこまごました手続きがけっこうあり、ひと月があっという間でした。
月が変わってから請求書が届きました。先月より少し安くなりました。ただし、ショートステイの日数が先月より少なかったので、単純には比べられません。介護保険の1割負担は2万5千円程度だったけど、その他に経費が加算されるので5万円ほどを支払いました。(0012)

ショートステイを増やせたけど

5月になって、ショートステイ拡大の手続きをしました。悪評だったショートステイの日数制限が緩和されたのです。でも、知らなかった人も多かったでしょうし、市役所に申請書を出すなど手続きも煩雑でした。適用になったショートステイ拡大を、7月に利用してみましたが、利用限度を越えた7日分についてはいったん全額を支払わなければなりません。償還払いなので、あとから9割分が返金されます。これも手続きのためにアチコチ走り回る羽目になりました。もしも高齢者だけの世帯だったらこの煩雑な手続きができるでしょうか。
その間も、月末ごとにケアプランを立てショートステイの日程調整をし、ケアマネジャーと連絡を取り合いました。認定期限が迫れば認定調査を受け直し、制度の変更があれば申請し直す、などを繰り返したので、制度に追いたてられているようでした。私が高齢になって判断力が鈍りだしたら、とてもじゃないけどついていけないなぁ。(0012)

長ーい夏休み!

9月、10月、11月の3ヶ月間は長期の入所を利用しました。私は9月に遅めの夏休みを過ごし、10、11月にはまとめて用事をすませました。はるさんも、規則正しい生活と職員の皆さんの声掛けやリハビリのおかげで、今までよりお喋りをするようになって、調子も良くなったようでした。 長期入所を3ヶ月利用したので、認定期間6ヶ月(8月から翌年1月まで)のうち残りの3ヶ月で42日間のショートステイが使える事となり、8月、12月、1月は2週間ずつショートステイを利用することにしました。
長期入所で施設利用をしなかったら毎月7日間しか使えないショートステイが、この方法だと、2倍の14日間使えます。たくさん預けたほうがショートステイもいっぱい使えるということになり、介護保険って在宅支援のための制度だったはずなのに、ちょっと変?(0012)

介護保険って、むずかしい?

一市民として、介護保険策定委員会や高齢者施策推進懇話会などに加わり、自治体の考えを聞く機会がありました。 素人にはわかりにくい制度で、上手に利用するには介護保険を良く知る必要があると感じました。しかし介護が身近に迫った時にはそんな余裕もありません。介護が他人ごとの時には介護保険なんて気にも留めないし。
これからは40歳以上は否応なく保険料を徴収されますから、みんなで関心を持って制度の行方を見守らなくっちゃね。(0012)
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